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呼吸とバンダ pranayama,bandha

アシュタンガヨガの練習で大切にしなければならない3つのポイント。


①呼吸(pranayama)

②バンダ(bandha)

③視点(drishti)


この3つは、サンスクリット語で「3」を表す「トゥリニー(trini)」という言葉を使い、「トリスターナ」と呼ばれます。


アシュタンガヨガの練習は「動く瞑想」と呼ばれるように、

途絶えることなく「呼吸」と「動き」を連動させることで

深い瞑想状態へ導くスピリチュアルなものです。


そして、このスピリチュアルな練習を実現させているのも、

これらトリスターナの作用になります。


一つ一つのアーサナでは、


「呼吸」を感じ、

「バンダ」でエネルギーを体内に留め、

「視点」を定めることで集中し、


自らの精神を瞑想状態へと導きます。


これは、アーサナの練習のみならず、呼吸法(プラナヤマ)の実践でも同じです。

そして、

トリスターナの中でも「バンダ」と「呼吸」の連動。

これが体をコントロールすることに繋がり、アーサナをより安定させます。


また、バンダには3種類があります。


A.ジャランダラバンダ・・・喉元に位置する。これを締めることでウジャイ呼吸を安定させる。

B.ウディヤナバンダ・・・へその下の奥に位置する。体を上方へ安定させる。

C.ムーラバンダ・・・下半身会陰部の奥に位置する。最も重要なバンダであり、エネルギーの着火点と言われる。


日本におけるアシュタンガヨガの第一人者であるケンハラクマ先生は、


「まずムーラバンダが下から着火してエネルギーを沸かせ、下に漏れ出さないように弁を締めながら上に引き上げます。湧き上がったエネルギーは次にウディヤナバンダで体の中心に集められ、ジャーランダラバンダで上から抜けないようフタをします。バンダはこうした圧力釜のような仕組みで、3つを連動させて体内のエネルギーを活性化させ、キープし、滞りを流す役目も果たします」


とも語っています。


日々の練習ではトリスターナ、

特に「呼吸」と「バンダ」を意識して取り組むことが大切です。


Om

SHANTI-LOTUS dai

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